九産大 前覇者東海大を撃破 初回4点で決める

[ 2015年6月9日 17:50 ]

<全日本大学野球選手権 東海大・九産大>試合後、まさかの敗戦にガックリの東海大・吉田(右)

全日本大学野球選手権2回戦 九産大4─0東海大

(6月9日 東京D)
 九産大が昨年の覇者・東海大を撃破した。

 4投手による完封リレー。先発の井手亮太郎投手(2年、九産大九州)が3回に左スネに打球を受けて降板も、2番手の伊藤奨太投手(3年、九州学院)と3番手・森川祐至投手(3年、熊本商)が無失点で継投。前日の1回戦で2安打16奪三振で完封した高良一輝投手(3年、興南)が9回から登板し、0をつなぎ、初回4点のリードを守りきった。

 2試合連続完封勝ちに、大久保哲也監督は「東海大の打線は強力。慎重にいった。森川もメドがついたし、1つでも多く試合がしたい」と手応えを口にした。

 一方、東海大はリーグ戦でチーム最多の6勝を挙げた左腕・中川皓太投手(4年、山陽)が背筋痛のため登板を回避。今春リーグ戦は不調だったドラフト候補右腕・吉田侑樹投手(4年、東海大仰星)が復活をかけて先発したが、初回にボークをとられるなど1回もたずに3安打4失点でKOされたのが痛かった。

 吉田は「みんなに上がらせてもらったのに悔しい。この負けを次に生かす」と悔しさをにじませた。

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2015年6月9日のニュース