元子役の城西国際大エース米谷 完投サヨナラ呼んだ

[ 2015年6月9日 05:30 ]

<城西国際大・西南学院大>先発で力投する元俳優の城西国際大・米谷

第64回全日本大学野球選手権第1日・1回戦 城西国際大3―2西南学院大

(6月8日 神宮)
 押し出し死球でのサヨナラ決着。城西国際大の右横手投げのエース・米谷は歓喜の幕切れに表情を崩した。4安打2失点完投で初出場のチームに白星を呼び込み「感慨深い。ここで勝てて良かった」。3回に先制ソロを許し4回にも2安打で1失点も「仕方ないと割り切って切り替えた」と5回以降は無安打に封じた。

 幼少時から「東京児童劇団」で俳優をしていた。映画「バッテリー」にも出演し、CM撮影ではNGを64回も出したこともある。どんなにつらくてもくじけない精神力はカメラの前で磨かれた。中学1年時から野球に専念。初の神宮の舞台には「(撮影よりも)緊張した。撮り直しができないので」と笑った。元早大監督の佐藤清監督は「まず1勝という気持ちだった。(米谷は)2失点なので彼のペースだった」とねぎらった。

 ▼西南学院大・下津浦(9回2死満塁から押し出し死球)スプリットは捕手が信頼してくれている球。悔しいですけど後悔はない。

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