中島１軍復帰も…最下位のオリックス　目標Ａクラスに切り替えた

オリックスの中島

　最下位に低迷するオリックスは８日、神戸市内で緊急編成会議を開いた。瀬戸山隆三球団本部長らフロント陣に、福良監督代行をはじめとする１、２軍の全コーチが集結。約１時間の会議では、今後の方針などを話し合った。

　現在２１勝３８敗１分けの借金１７。すでに球団では目標をＡクラス入りに切り替えており、瀬戸山本部長は「みんなで知恵を出し合って、借金を減らしていこう」と活発な意見交換を求めた。

　会議の中ではリハビリ組の近況報告も行われ、ぎっくり腰で離脱していた中島は９日からの１軍昇格が決定。また左太腿裏痛の小谷野も、早ければ今週中に復帰する。福良監督代行は「中島はいけるというので、スタートでいってもらわないと」とスタメン復帰を示唆。巻き返しの切り札として期待した。

　一方で「若手の積極起用」も意見が出た。名前が挙がったのが２年目の若月健矢捕手（１９）で、昨年の２１Ｕワールドカップで日本代表入りするなど将来の正捕手候補でもあり、１軍で英才教育を施す案もあるようだ。いずれにしても、前半戦のうちに借金を１桁まで減らすのが理想で、補強はブランコ、バリントンの回復状況を見極めてからとなった。