上田 激走でサヨナラ呼んだ「早く終われ、という雰囲気が出ていたので」

[ 2015年4月20日 00:09 ]

<ヤ・D>12回2死三塁、サヨナラ打を打った上田

セ・リーグ ヤクルト9―8DeNA

(4月19日 神宮)
 ヤクルト13本、DeNAは17本と両チーム合わせて30安打が飛び交い、7投手ずつを費やした総力戦。両リーグを通じて今季最長となる5時間20分の熱闘にピリオドを打ったのはヤクルト・上田の執念だった。

 延長12回、先頭の武内の左越え二塁打を足がかりに2死三塁とし、最後は上田の強めの打球が三塁手の失策を誘った。「スタンドから“早く終われ”という雰囲気が出ていたので必死で走りました」と一塁へダッシュすると判定はセーフ。その間に三塁走者・武内がサヨナラのホームを踏んだ。

 お立ち台に上がった上田は「エラーなんですけど、僕ヒーローですか?」と戸惑いの言葉を口にしながらも、「ヒットじゃないけど勝ったのでうれしい」とにっこり。その時、時計は午後11時20分過ぎ。「遅くまで球場にいてくれてありがとうございました。電車に遅れないように帰ってください」と最後までスタンドで見守った熱心なファンを気遣った。

続きを表示

2015年4月20日のニュース