“松井裕に投げ勝った男”法大・熊谷 リーグ戦初勝利

[ 2015年4月20日 05:30 ]

<立大・法大>7回を5安打無失点でリーグ戦初勝利の法大先発・熊谷

東京六大学野球第2週第2日 法大3―0立大

(4月19日 神宮)
 2回戦2試合が行われた。法大は立大を3―0で下し1勝1敗のタイとした。先発した熊谷拓也投手(2年)は7回5安打無失点でリーグ戦初勝利をマークした。早大は東大を9―0で破り、連勝で勝ち点1を挙げた。東大はリーグワーストを更新する90連敗を喫した。

 4試合目の登板でつかんだリーグ戦初勝利。法大・熊谷は「昨年はどうやって打者を抑えればいいか分からなかった。いい投球ができてうれしい」と喜びをかみしめた。

 7回5安打無失点。快投を支えたのは新球だった。「小さく曲がる変化球がなかったので昨年の秋が終わってから投げ始めた」という130キロ台のカットボールが効いた。3回には中越え二塁打で先制のホームを踏み「打撃は好き」とリーグ戦初安打に胸を張った。

 甲子園出場はないが、平塚学園(神奈川)ではエースで4番。2年秋には桐光学園の松井裕樹(現楽天)に投げ勝ったこともある。「松井が頑張っているので、自分も負けていられない」。登板前には高校時代の試合を動画サイト「ユーチューブ」で見て、気持ちを高ぶらせた。青木久典監督は「よく投げてくれた」と2年生右腕をねぎらっていた。

 ▼立大・斎藤俊(右肩痛から復帰し7回6安打3失点)悪くはなかったが、勝負どころで競り負けてしまった。

続きを表示

2015年4月20日のニュース