ジャイアンツ早くも10敗目 青木、リードオフマン定着も…

[ 2015年4月20日 09:52 ]

両リーグ最多に並ぶ10敗目を喫し、険しい表情で引き揚げるジャイアンツ・青木

ナ・リーグ ジャイアンツ1―5ダイヤモンドバックス

(4月19日 サンフランシスコ)
 昨年のワールドシリーズを制したジャイアンツが開幕から苦戦を続けている。ロイヤルズから移籍した青木が「1番・左翼」に定着。開幕から9試合連続安打を放つなど14試合で59打数20安打、打率3割3分9厘と活躍。出塁率は4割を超えているが、得点はわずか6にとどまり、チームの勝利に結びついていない。

 ジャイアンツは前日、ようやく連敗を8で止めたものの、この日は序盤に失点して完敗、早くも今季10敗目(4勝)を喫した。今季7度目のマルチ安打を記録した青木は「まだシーズンは始まったばかり。他のチームにもこういうことはある」と前を向くが、チーム状況は楽観視できるものではない。

 昨季世界一メンバーからサンドバルとモースがチームを去り、ペンスはオープン戦で左腕を骨折して離脱。攻撃力の低下は明らかで、投手陣も昨年ほどの安定感はない。この日、ダイヤモンドバックスに敗れたことで、ナ・リーグ西地区で“借金生活”はジャイアンツだけになった。

 21日(日本時間22日)からは6連勝中の首位ドジャースをホームに迎えての3連戦。ジャイアンツにとっては大きな正念場となりそうだ。

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