プロ入り後甲子園最多142球 藤浪粘った7回2失点「まあ最低限」

[ 2015年4月20日 07:35 ]

<神・巨>7回2失点の藤浪

セ・リーグ 阪神3-5巨人

(4月20日 甲子園)
 粘った。阪神先発・藤浪は何度も崩れそうになりながら踏みとどまった。7回8安打2失点と粘投。甲子園ではプロ入り後の自己最多となる142球を投じ、試合を作った。

 「何とかゲームは作れたと思いますが、反省しないといけないピッチングでした。まあ最低限。(142球を投げても)体力的に余裕がなかったわけではありません」

 直球は最速156キロを計測。球威十分も、制球に苦しんだ。安打と死球でピンチを広げた3回2死一、三塁で井端に先制打を浴び、5回には2死無走者から橋本、坂本の連打で2点目を失った。要所で自慢の直球、カットボールが甘くなった。とはいえ2回無死一、二塁、6回1死満塁の窮地では底力も発揮。自身623日ぶりのG倒はならずも、先発の役割は果たした。「勝ち星は運。今後も自分の仕事をすることに集中したい」。粘り強く、勝利を追い求める。

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2015年4月20日のニュース