【2014ドラフト総括】セ「即戦力」にこだわり、パは「将来性」重視

[ 2014年10月24日 08:50 ]

2014ドラフト会議

 人材不足と言われていた今年のドラフトだったが、フタを開けてみれば昨年よりも5人多い、81選手が指名を受けた。

 セは即戦力にこだわった球団が目立った。社会人5選手を指名した中日は本格派右腕の野村、変則フォーム左腕・浜田と来季のローテーションを任せられる素材で、野手では年齢を理由に他球団が二の足を踏んでいた井領、遠藤といった打力のいい選手を集めた。社会人出身の落合博満GMらしい補強策と言える。阪神は有原を外したが、上位で横山、石崎の即戦力投手を指名。ヤクルトも外れ1位で竹下、2位で風張を指名し、真中監督の思惑通りになったのではないか。

 一方、パでは将来性を買った指名が目についた。楽天は安楽、小野の両右腕が将来のエース候補。ソフトバンクは松本の一本釣りに成功しただけでなく、捕手の栗原、内野手の古沢とポジションのバランスを考えた指名。日本ハムも1位で有原を引き当てた後は清水、浅間、石川ら数年後が楽しみな選手の指名に成功した。

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2014年10月24日のニュース