29年ぶりの日本一へ 阪神・和田監督「高ぶっている」

[ 2014年10月24日 19:15 ]

前日練習で上本(左)と話す阪神・和田監督=甲子園

 悲願の29年ぶりの日本一へ準備は整った。甲子園球場で約2時間練習した阪神の和田監督は「あしたから始まる雰囲気でいけている。私の気持ちも高ぶっている。リーグで優勝できなかった思いもあるが吹っ切って」と口調にも熱気が帯びた。

 初戦の相手先発スタンリッジには交流戦で完封を許している。「忘れたわ、やられたことは」と笑いを誘いながらも、すぐに真剣な表情に戻った。決戦に向け「日々、初戦という気持ちを実践していきたい。流れをいかに早く取るか。とにかく総力戦で」と奮い立った。

 CSファイナルステージでは巨人に4連勝したことよりも「選手の躍動感のある、グラウンドを暴れ回る姿がうれしかった」という。「その戦いをもう一度できるように」と意気込んだ。主将の鳥谷は「向こうは優勝して勝ち上がってきている。胸を借りるつもりで。とにかく初戦を取れれば」。言葉は控えめだったが、表情には闘志が垣間見えた。

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2014年10月24日のニュース