和田監督“初の日本S”へ「チャレンジャー精神で大暴れしたい」

[ 2014年10月18日 22:28 ]

<CS第2S 巨・神>日本シリーズ進出を決めた阪神ナインは歓喜の輪

セ・リーグCSファイナルS第4戦 阪神8―4巨人

(10月18日 東京D)
 セ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ(6試合制)で阪神が4連勝を飾り、05年以来9年ぶり6度目となる日本シリーズ進出を決めた。

 初回から打線が巨人先発の小山を攻め、2回までにマートンの左中間への3ランなど3本塁打を浴びせて6得点。終盤の7回にもゴメスの左前2点適時打で勝利を確実なものにした。

 先発の能見は5回まで投げて9安打を許すも2失点と踏ん張り、9回、最後のバッター村田をポストシーズン6連投となった5番手の呉昇桓が打ち取り、敵地の東京ドームで勝利の「六甲おろし」が高々と鳴り響いた。

 勝利後、阪神ナインの歓喜の輪からやや距離を置いて、心なしか目を潤ませていた和田監督は「チャレンジャー精神で送り出した選手たちが本当によくやってくれました」とまず選手たちをねぎらった。そして、「甲子園のファーストステージで点が取れなくてバッテリーにおんぶに抱っこだった」と得点力を欠いた戦いを強いられた苦しみを吐露。

 それでも「決して打線の調子が悪かったわけではない。東京ドームでは打線が爆発してくれると信じていた」と和田監督。その言葉通り、ファイナルステージでは4戦合計で41安打で21得点と打線が息を吹き返した。投げては「多少の無理はさせたが、最後までしっかり投げてくれた」と呉昇桓が6連投と大車輪の活躍を見せた。

 監督としては初となる日本シリーズは25日に本拠地・甲子園で開幕。「セ・リーグを代表して日本一を目指す。日本シリーズでもチャレンジャー精神で大暴れしたい」。指揮官はいつもよりも強い口調でそう意気込んだ。

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2014年10月18日のニュース