原G無残…CS史上初4連敗 采配空振り、9回反撃も届かず

[ 2014年10月18日 21:42 ]

<巨・神>6回2死二塁、坂本(左から2人目)が空振り三振に倒れ、原監督(同3人目)は渋い表情

セ・リーグCSファイナルS第4戦 巨人4―8阪神

(10月18日 東京D)
 打線を大幅に組み替えて第4戦に臨んだ巨人だったが、先発の小山が3発を被弾して2回途中KO。6点を追いかける展開となり、阪神を上回る13安打を放ちながら、4得点に終わり、屈辱の4連敗で日本シリーズ進出を逃した。リーグ優勝チームのCS敗退は07年の巨人、10年のソフトバンクに続き3チーム目。CSでの4連敗は史上初。

 大ブレーキとなったのは前日までの3番から1番に起用された坂本。初回こそ四球を選んで出塁したものの、2回1死一、三塁から遊ゴロ併殺。4回も1死一、二塁のチャンスに空振り三振、6回2死二塁でも空振り三振に倒れた。

 4回、巨人は7番・長野と代打・太田の連打で無死一、二塁のチャンスを迎えた。4点差とはいえ、送りバントも考えられる場面だったが、原監督は強攻策を選択。結果は矢野が中飛、坂本三振、井端二飛で無得点に終わり、点差を詰めることができなかった。

 3回以降は継投でしのいでいたが、7回に5番手の久保が1死満塁からゴメスに左前2点適時打を浴びて再び6点差に。9回にセペダ、坂本が呉昇桓に連続ソロを浴びせたものの、反撃はそこまでだった。

 結局、4試合でタイムリーによる得点は第3戦の1点だけ。自慢の打線は短期決戦で力を発揮できないまま終戦を迎えた。

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