マエケン 中14日でも心配無用!“新球”披露し6勝目

[ 2014年6月20日 05:30 ]

<広・楽>8回、広瀬の好守備にガッツポーズする前田健

交流戦 広島6―2楽天

(6月19日 マツダ)
 コイのエースに心配は無用だった。左脇腹の張りのため4日の日本ハム戦(札幌ドーム)以来、中14日での先発となった広島・前田健が貫禄の投球。8回5安打1失点と楽天打線をねじ伏せた。

 付けいるスキを与えなかった。初回を3者凡退で立ち上がってリズムをつかむと2回1死、自己最速にあと1キロに迫る152キロ直球でボウカーを空振り三振に斬った。3回2死三塁では岡島がボテボテの当たり。際どいタイミングになるとみるや、右手で打球をつかんで一塁に投げてアウトにし、持ち味のフィールディングも見せつけた。

 「久しぶりで肩が軽かったし、体の不安や恐怖もなかった」。楽天の新人・松井裕に格の違いを示す内容。バックネット裏から見たマリナーズのテッド・ハイド環太平洋スカウト部長は「日本のトップレベルの投手」とあらためて評価した。

 今季6勝目をマークしただけではない。試合の中で前田健は進化を遂げた。初回2死で嶋を空振り三振させたのはカットボール。12年7月11日の巨人戦(長良川)で同学年の坂本に対して試した経験はあるが、実戦で本格的に操ったのは実質、初めてだった。

 「僕の球種や球筋のイメージは相手チームの頭にも入っている。そこに1球入るだけで、違いますから」。2日前と、この試合前のブルペンでそれぞれ2~3球を試投しただけで実戦投入し、持ち球の一つとして投球を組み立てた。野球センスの高さがあるからこその“新球”習得だった。

 今季6勝は全て本拠地・マツダスタジアム。お立ち台で前田健は観客に「明日はカープの試合がないので皆さん、日本代表を応援しましょう」と満面の笑顔で呼びかけた。チームを3連勝、8カードぶりの勝ち越しに導いたエース。前田健はやはり、前田健だった。

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