“虎のルナ”獲得へ、中村GM10日渡米 候補はキャンズラー

[ 2013年8月6日 08:06 ]

阪神の補強候補に浮上したラス・キャンズラー

 虎のルナになれ!阪神・中村勝広ゼネラルマネジャー(GM=64)が新外国人選手の獲得調査のため、10日に渡米することが5日、分かった。球団内では抑え投手とともに、三塁を守れる右の中軸打者をリストアップ。ラス・キャンズラー(27=パイレーツ傘下3Aインディアナポリス)を筆頭候補に、絞り込み作業を進めていく。

 来季編成の動きが、いよいよ本格化していく。中村GMが新外国人調査のため、10日に渡米。10日から2週間にわたって、獲得候補選手の絞り込みを行う。今季は抑えが固定できておらずストッパー調査を最優先としているが、同時進行で右の大砲候補もリストアップ。球団幹部が追い求める選手像を明かした。

 「(チーム編成的には)右で大きいのを打てる選手。流動的な部分は残るけど、一番はサード」

 そこで筆頭候補として浮上するのがキャンズラーだ。今季はパイレーツ3Aで打率・260、11本塁打、54打点(5日現在)の成績。マイナー通算117本塁打を誇る長距離砲で、パワフルな打撃が持ち味だ。メジャー通算は3本塁打ながら、27歳とまだ若く、伸びしろは十分にある。

 体形は1メートル88、100キロという大型の三塁手で、1メートル87、99キロの中日・ルナとほぼ同サイズだ。ルナといえば来日後にブレークし、目下、セ・リーグの首位打者争いでトップを走る超優良助っ人。同じポジションというだけでなく、偶然にもルナも昨年はパイレーツ3Aに所属していた。今季から移籍してきたキャンズラーとは入れ替わりだが、その勇姿を重ねずにはいられない。

 キャンズラーはパイレーツの40人枠に入るが、現在はマイナー暮らし。ナ・リーグ中地区の首位であるパ軍は内野の選手層が厚く、同枠の選手がメジャーへ出場可能となる9月1日以降も昇格は容易ではなさそうだ。このままマイナーでシーズンを終えればマイナーでのFAとなり、来季に日本の球団と契約を交わすことに支障はない。

 阪神は今季、三塁のレギュラーとして期待された新井良が打率・218、10本塁打と定位置確保に至らず、新外国人のコンラッドは2軍暮らしが続く。セ・リーグ2位につけているとはいえ、346得点はリーグ5位タイ、53本塁打はリーグワーストで得点力不足は顕著。打線の構成を見ても、中軸を担える打者は鳥谷、福留と左打ちが多いことから、右打ちのパワーヒッターが加わればバランスが良くなる。

 他の右打者では一、三塁を守れるマウロ・ゴメス(28=ブルージェイズ3A)、内野兼外野のブロック・ピーターソン(29=カージナルス)、一塁手のブレット・ピル(29=ジャイアンツ3A)らをリストアップ。慎重に調査を進めていく。

 ◆ラス・キャンズラー 1986年4月11日生まれ、米ペンシルベニア州バーウィック出身の27歳。04年ドラフトでカブスから30巡目で指名を受けて入団。11年にレイズとマイナー契約を結び、同年9月15日のレッドソックス戦でメジャーデビュー。メジャー通算成績は29試合、打率・271、3本塁打、12打点。1メートル88、100キロ。右投げ右打ち。

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