平和と復興を祈る、鳴り物応援自粛など セ3球場でイベント

[ 2013年8月6日 20:32 ]

 「原爆の日」の6日、プロ野球セ・リーグは広島が開催している「ピースナイター」に連動して、浜松市と福島県郡山市で開催した試合でも平和や復興を願うイベントを行った。

 広島市のマツダスタジアムでの広島―阪神は鳴り物による応援を自粛。広島の野村謙二郎監督は「平和に野球ができることに感謝したい」と話し、被爆3世の岩本貴裕外野手は「僕たちができるのは精いっぱいプレーすること。みんなが明るくなるように伝えていければ」と活躍を誓った。

 浜松市の浜松球場での中日―ヤクルトでは両チームの選手らのサインや「ピースナイター」の文字が入った新聞紙が配られ、5回終了後に一斉にスタンドに掲げられた。

 郡山市の開成山球場でのDeNA―巨人では5回終了後に観客が「ありがとね。福島」と書かれた青いメッセージシートを一斉に掲げた。原爆から立ち直った広島と東日本大震災からの復興を進める福島の思いを重ね合わせ、福島県出身のDeNAの中畑清監督は「どんどんやっていくべきだ。野球界が先導者となって引っ張っていければいい」と平和の尊さを訴える重要性を説いた。

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2013年8月6日のニュース