箕島 29年ぶりの夏は希望通りの開幕日出陣

[ 2013年8月6日 06:00 ]

健闘を誓い合う箕島・尾藤監督(左)と星稜・山下部長

第95回全国高等学校野球選手権大会 組み合わせ決定

 箕島の29年ぶりの夏は希望通りの開幕日だった。第3試合で日川(山梨)と対戦。かつて箕島を率いた故尾藤公氏の長男、強監督は「初日を引きそうな気がしたんです。思いっきり緊張すればいいんです」と満足そうにうなずいた。

 前日は練習前に有田郡湯浅町の竹林寺に眠る父の墓前に立ち、甲子園を4度制した父へ「行ってきます」とあいさつ。練習後には選手もお墓を訪れ、野球のボールがかたどられた墓石を触り、関係者が用意したたばこを線香代わりに供えた。

 今大会は79年夏に延長18回の名勝負を繰り広げた星稜も出場。再び甲子園で対戦するにはお互いに勝ち進む必要がある。強監督は34年前に父・公氏と戦った山下智茂名誉監督の長男・智将部長と2世同士で健闘を誓い合った。そして「間違いなく(父は)どこかで見ていますよ」と天を見上げ「やるべきことをやりながら自分たちのペースにもっていければ」と初戦の展開を思い描いた。

続きを表示

2013年8月6日のニュース