後がない？古野　２度目のチャンスでプロ初勝利「続けられるように」

プロ初勝利を挙げ、ウィニングボールを手にピースサインの古野

セ・リーグ ヤクルト１―０中日

（8月6日 浜松）
　大切そうに記念のボールを見つめながら、プロ初勝利のヤクルト・古野は「率直にうれしいです」と表情を崩した。

　２年目とはいえ、９月で２７歳。「何度も何度もチャンスはない」と自覚しての２度目の先発マウンド。プロ初先発した７月３日ＤｅＮＡ戦は３回３失点と気負いすぎただけに「変なことは考えず、(捕手の)中村のミットめがけて投げた」。ただ無心にを心がけ、テンポよく投げたのが、好調の中日打線を６回４安打無得点に抑える要因となった。

　「１度だけではなく、これからも続けられるようにしたい」と自らに言い聞かせるように背番号４０の右腕は、白星を積み重ねていくことを誓った。