マエケン 原爆の日、本拠地で先発「感謝の気持ちで投げたい」

[ 2013年8月6日 06:00 ]

 6日、原爆の日の阪神戦に先発登板する広島・前田健が特別な意気込みを示した。「投げられることがすごくうれしい。勝ちたいし、いつもと違う気持ちでマウンドに上がると思う。初心に帰る日。感謝の気持ちで投げたい」。53年ぶりの広島市内での8・6公式戦開催だった一昨年、巨人戦でチームは敗戦。必勝の思いは強い。

 「ピースナイター」と銘打たれ、広島出身のアーティスト、吉川晃司が始球式に登板して5回裏終了時に「イマジン」を独唱。広島と阪神の両監督、選手がメッセージを記した「とうろう流し」を予定するなど平和への願いを込める夜だ。

 前田健も入団1年目に原爆資料館を訪れるなど地元球団に在籍する選手としての使命感を胸に刻んだ。「そこからカープができて、いまがある。広島を盛り上げたい。ずっとBクラスが続いている。何とか変えたい」。16年ぶりのAクラス入りへ決意を新たにした。

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2013年8月6日のニュース