村田に“愛の無視”原監督「何も言わないよ」

[ 2013年5月28日 06:00 ]

ノック中にファンブルする村田

 無言の叱咤(しった)だ。巨人・原監督は前日のオリックス戦(東京ドーム)で初回の第1打席凡退後に交代を命じた村田について「(きょうは)何も言っていないし、言わないよ。今年は真のファミリーになったのだから」と話し、「愛の無視」で奮起を促した。

 ジャイアンツ球場での全体練習。原監督はグラウンドで、あえて村田と接触しなかった。40スイングで6本の柵越えを放ったフリー打撃の最中も、指揮官は中堅奥でストレッチを続けた。距離を置いたのは前日の非情交代から続く、期待の裏返しの行動だった。

 26日のオリックス戦。村田は初回、2死走者なしからバルディリスのゴロを失策し先制点につながった。直後の攻撃では2死一、二塁から3球三振。原監督は試合後に報道陣には「心技体ともに準備ができていなかったという判断」と説明したが、村田には交代理由は告げなかった。

 移籍1年目の昨年も9月7日のヤクルト戦(神宮)で2回の守りで交代、帰宅を命じた。その際は「またあした、元気に会おうじゃないか」と声をかけ、翌日に丸刈りになって現れた村田の頭を「いいね」と撫でた。だが今季は立場が違う。直接的なフォローを避けたのは、チームの一員と認めたからこそ。「彼は大切な位置づけにいるんだから」と期待を込めた。

 練習を終えた村田も「何も話しませんよ。ノーコメントです。あしたから頑張ります」と言葉少な。非情采配が交流戦5勝4敗1分けと勝ち切れないチームに、危機感をもたらした。

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