川崎劇場だ!サヨナラ打で試合もインタビューも沸かせた

[ 2013年5月28日 06:00 ]

オリオールズ戦の9回、逆転サヨナラ二塁打を放ち、チームメートに飛び付いて喜ぶブルージェイズ・川崎(右端)

ア・リーグ ブルージェイズ6―5オリオールズ

(5月26日 トロント)
 ブルージェイズの川崎宗則内野手(31)が26日(日本時間27日)、オリオールズ戦の9回に逆転サヨナラの2点二塁打を放った。同戦では3安打3打点と大活躍し、今季14打点は堂々の日本人選手トップ。片言の英語によるユニークなヒーローインタビューは、本拠地のカナダ・トロントだけでなく、全米で大反響を呼んだ。

 試合後の三塁ベンチ前。サヨナラのホームを踏み、勝利インタビューを受けていたデローサに「カモン!」と手招きされた。ベンチから飛び出した川崎は、インタビュアーからマイクを奪った。

 「サンキューベリーマッチ。マイネームイズ、ムネノリカワサキ。アイム、ジャパニーーーーズ!」。さらに「カンペ」のノートを広げ、たどたどしい英語で声を張り上げた。「チームメートがチャンスをくれた。何とかしたかった!」。ファンは大喝采。最後に、同僚からクリームとスポーツドリンクを浴びせられて手荒く祝福された。

 1点を追う9回2死一、三塁。足が震えた打席で、ソフトバンク時代の恩師・立花義家コーチ(現ロッテ1軍打撃コーチ)の「もうおまえの打撃の時間。好きなように使ったらいい」との言葉を思い出したという。「ガチガチなんですけど、いつも通りのガチガチでいけた」。昨季リーグ最多51セーブを挙げたJ・ジョンソンの153キロの直球を完璧に捉えた。

 3回には投前バント安打、8回には中前適時打を放ち、1試合3安打3打点はいずれもメジャー自己最多タイだ。守備も堅実なムードメーカー。ジョン・ギボンズ監督は「(正遊撃手の)レイエスが離脱した時、正直、川崎についてはほとんど知らなかった。だが本当に素晴らしい働きをしてくれている」と称えた。

 ベンチ裏で記者に囲まれた川崎は、英会話の本を手に「やりました。抱きしめてください(ハグ、ミー)」と話して笑わせた。全米のメディアがヒーローインタビューの映像を取り上げ、「忘れられないインタビュー」(FOXスポーツ)「ヒーローインタビューの歴史に残る」(ニューズデー)などと絶賛。オフの大補強にもかかわらず地区最下位に低迷中のブ軍で、マイナー契約からはい上がった背番号66が、ひときわ輝いている。

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