大谷よファン投票で選ばれろ 栗山監督推薦しない

[ 2013年5月28日 06:00 ]

笑顔で練習を見る栗山監督

 「マツダオールスターゲーム2013」は28日からファン投票の受け付けが始まる。全パの指揮を執る日本ハムの栗山英樹監督(52)は27日、注目のルーキー大谷翔平投手(18)の出場について監督推薦では選ばない方針を示した。個人的な思い入れは排除し、選出はあくまで今季前半戦の成績を優先。これにより、二刀流球宴への道はファン投票に委ねられることになった。

 マツダスタジアムで行われた全体練習。三塁ベンチに座る栗山監督ははっきり言った。大谷の球宴出場について、全パの監督としての言葉だった。

 「ちゃんと規定打席に達するとか、ある程度登板数がないと選びたくても選べない。オールスターは開幕から頑張った選手たちが夢見る場所であるべき。頑張った選手たちに失礼になる」

 ファン投票後に行われる監督推薦。そこで大谷を選ぶことはない。「かなり結果を残しても選べない」という。全パの精鋭を預かる責任感と、球宴の意味を感じればこその判断だ。日本ハムの監督の立場からなら、18歳の若武者に一流選手が集まる夢の舞台を経験させたい。しかし、そんな親心は持てない。「(監督推薦に)個人的な思いを入れちゃいけない。平等にファンが納得するように。俺の思いはない。成績順になると思う」

 現在の大谷は打者として16試合43打数14安打の打率・326、投手としては1試合5イニングで防御率3・60。この数字では相当な上積みがないと苦しい。だから栗山監督はこうも続けた。「球宴はファンが選ぶもの。投げて打っている(大谷)翔平の姿を見れば…」。球宴への道はファン投票で。ファンが求めれば道は開ける。ただ、投票は「選ばれるなら、どちらも1位でないとダメ」。堂々1位で出てほしいのだ。

 高卒ルーキーのファン投票1位となると07年の楽天・田中以来。険しい道だ。それでも大谷には栗山監督の意図が伝わっている。「成績を残さないといけないから難しいけど、そこを目指して頑張りたい。実戦で結果を出して認めてもらえるように」。そこ――とは球宴二刀流のこと。夢の大舞台で投げて打つ。しかも、第1戦(7月19日)は札幌ドームだ。ライバルの阪神・藤浪との再戦も期待される。

 外野手か投手か、それとも最後の一人か。「二刀流ファン投票」の結果が今から注目される。

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