【経過】8回途中で14Kも同点2ラン被弾 8勝目ならず

[ 2013年5月28日 13:25 ]

ダイヤモンドバックス戦に先発したレンジャーズのダルビッシュ

 米大リーグ、レンジャーズのダルビッシュは27日(日本時間28日)、フェニックスで行われたダイヤモンドバックスとのダブルヘッダー第2試合に今季8勝目を懸けて先発した。

 前回登板のアスレチックス戦では6回1失点で敗戦投手となったダルビッシュ。ロン・ワシントン監督の「夜の試合なら十分に休養を取れる」という親心で第1試合の先発から第2試合に変更となった。第1試合は3―5で敗れており、連敗ストップが期待されるマウンドだ。また、今季初の交流戦登板で、打席にも立つ。

 初回、ダルビッシュは先頭のパーラに初球を中前打されると、続くグリゴリアスにも初球を右翼線三塁打され、先制点を許す。さらに3番・チャベスには2球目を左犠飛と、わずか4球で2点を失った。4、5番は連続三振に仕留めたが、苦しいスタートとなった。

 2回表、味方打線に1点を返してもらったダルビッシュだが、その裏も先頭の6番・ポラックに中前打され、盗塁なども絡んで走者に三塁進塁を許すなど苦しいマウンドが続く。だが、何とか後続を打ち取り、無失点で切り抜けた。

 3回表、無死二塁で今季初打席を迎えたダルビッシュだったが、3バント失敗の三振。その裏の投球では1番からの上位打線を迎えたが、空振り三振、左飛、空振り三振とこの試合初めての三者凡退に仕留めた。

 同点に追いついてもらった4回のマウンドも3、4、5番を空振り三振、中飛、遊ゴロと三者凡退に抑えたダルビッシュ。4回で7三振を奪っている。

 5回は1安打を許したものの、3つのアウトはすべて三振で奪取。5回まで毎回の10奪三振で、今季の通算奪三振は101個となった。

 6回表に味方打線が2点を奪い、2点のリードをもらったダルビッシュ。その裏は簡単に2死を奪った後、4番・クベルにフェンス直撃の中越え三塁打を浴びたが、後続を打ち取って無失点。この回、三振は奪えず、毎回奪三振は5回で途切れた。

 7回は再びダルビッシュの奪三振ショー。6、7、8番の下位打線を三者連続三振に仕留め、奪った三振は13個となった。

 7回までに102球を投げたダルビッシュだが、8回も続投。だが、先頭打者に安打を許し、1死一塁から2番・グリゴリアスに右越え2ランを浴び、同点。2死を取ったところで降板となった。

 9回裏、ダイヤモンドバックスは先頭が右翼線二塁打で出塁。敬遠四球などで1死一、二塁とし、8番・ペニントンが右翼線に適時打を放ち、5―4のサヨナラ勝ちで3連勝。レンジャーズは3連敗となった。

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