中日 単独最下位転落 高木監督「オープン戦で慣れとるんでええよ」

[ 2013年4月11日 06:00 ]

セ・リーグ 中日2―4ヤクルト

(4月10日 ナゴヤD)
 モリミチ監督、初の屈辱だ。ヤクルトのルーキー・小川に中日打線は手が出ず、7回まで1安打。ホームで完敗を喫し、2011年4月26日以来2年ぶり、高木監督就任後では初めてとなる単独最下位に転落した。

 「相手が良かったと認めざるをえん。完ぺきというぐらいやられとる。ヒット打てんのじゃないかというぐらいやった。最下位? オープン戦で慣れとるんでええよ」

 力なく笑って会見場を後にした71歳の背中が寂しげだった。直球、変化球ともにキレのあった小川の前に6回1死まで無安打。ここで好調のルナが中前適時打を放ち、かろうじて記録は阻止したが、結局7回に降板するまでこの1本しか打てなかった。相手右腕は竜のお膝元・愛知県出身だけにショックも倍増だ。

 特に深刻なのが打率・108の荒木と、・122の井端の「アライバ」コンビ。指揮官は「心配は心配やけど、ウチはあの二遊間が機能せんかったら勝てん。やってもらうしかしょうがない」と顔をしかめた。前夜の山本昌の快投が吹き飛ぶような完敗。高木竜が波に乗れない。

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2013年4月11日のニュース