故稲葉氏悼み喪章着けて試合…権藤コーチ「俺よりずっと若いのに」

試合前、11日に亡くなった稲葉光雄２軍投手コーチを悼み、黙とうする中日ナイン

　プロ野球中日は１２日、長野県の松本市野球場で行われたＤｅＮＡ１３回戦でユニホームの左袖に喪章を着けてプレーし、１１日に急死した稲葉光雄２軍投手コーチを悼んだ。

　試合前には両軍の選手や首脳陣、坂井克彦球団社長ら球団幹部がベンチ前に整列し、約１分間の黙とうをささげた。中日の球団旗などは半旗で掲げられた。稲葉氏を古くから知る権藤博投手コーチは「俺よりずっと若いのに。天命だね」と後輩の死を悲しんだ。

　１５日の葬儀・告別式には１、２軍の監督、コーチ、選手全員が参列する予定。名古屋市内の球団事務所では１３～１５日の３日間、弔問記帳を受け付ける。