日大三　スクイズ決められず「サインの出し方が甘かった」

＜聖光学院・日大三＞５回１死満塁、三塁走者が飛び出しているのを見てぼう然とする日大三・斉藤（捕手・長井）

第９４回全国高校野球選手権１回戦 日大三１―２聖光学院

（8月11日 甲子園）
　日大三（西東京）は史上７校目の夏連覇を目指したが、２つのミスで初戦敗退となった。

　１点を追う５回１死一、三塁から湯本が２球目のスクイズをファウル。その後１死満塁とし、斉藤が３ボール１ストライクからストライクスクイズのサインに「半信半疑だった」とストライクのボールに構えたバットを引いてしまい、三塁走者がタッチアウトに。「スクイズのサインが取り消されて、また出た」と斉藤。小倉監督も「サインの出し方が甘かった。きょうみたいなミスが出ないようなチームにしたい」と出直しを誓った。

　≪前回優勝校の初戦敗退は１２年ぶり≫史上７校目の夏連覇を狙った日大三が１回戦で聖光学院に敗れた。前回優勝校の初戦敗退は９９年優勝の桐生一が００年２回戦で鳥羽に敗れて以来、１２年ぶり１２校目。福島勢ＶＳ東京勢は７１年２回戦の磐城１―０日大一以来４１年ぶり２度目で、福島勢の連勝となった。