稲葉2軍コーチ急死 山本昌「助けていただくことばかりでした」

[ 2012年8月12日 07:04 ]

中日時代の72年には20勝を挙げるなど活躍した稲葉氏

 中日は11日、稲葉光雄(いなば・みつお)2軍投手コーチがウエスタン・リーグ、広島戦(ナゴヤ)の試合中に体調不良を訴えて名古屋市内の病院に運ばれ、脳内出血のために同日午後8時39分に死去したと発表した。63歳。静岡県出身。葬儀・告別式の日程は未定。

 ▼中日・山本昌 僕の初勝利の頃からずっと見てくださった方ですし、09年にコーチに復帰されてからは僕が2軍にいることが多く、助けていただくことばかりでした。先日も「212勝を全部見たよ」とおっしゃっていただいたばかりなのに…。本当に残念です。技術論も情熱もたっぷりの指導者でした。

 ▼森繁和氏(本紙評論家、前中日ヘッドコーチ)びっくりしました。倒れた時も(球団関係者から)すぐに電話があって、最初は意識があって、手がしびれているという話を聞いていた。まさか亡くなるなんて…。ショックです。私が選手にキツイので、稲葉さんには精神的なことでよくフォローしてもらった。ご冥福をお祈りします。

 ▼中日・坂井克彦球団社長 何とか助かってほしいと願っていましたが、残念でたまりません。現役時代の大きく落ちるカーブは今も語り草になっていて、コーチになってからの熱心な指導ぶりもドラゴンズにとっての大きな財産でした。

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2012年8月12日のニュース