12代表決まる 日大三 土壇場逆転V 智弁和歌山も死闘制し8連覇 

[ 2012年7月28日 16:02 ]

 第94回全国高校野球選手権大会は28日、各地で決勝戦が行われ、埼玉・浦和学院、西東京・日大三、和歌山・智弁和歌山など12校が甲子園へ名乗りを上げた。

 西東京大会は昨夏全国制覇の日大三が9回2死一、二塁で甲子園優勝メンバーの金子主将が右中間2点二塁打を放ち逆転。2―1で佼成学園に勝ち、2連覇へ向かって2年連続15回目の出場をつかみ取った。

 埼玉大会は浦和学院が4―0で聖望学園を倒し、4年ぶり11回目の出場を決めた。

 石川は遊学館が、主導権を握り続け6―0で快勝し、2年ぶり5回目、三重は松阪が粘るいなべ総合に3―2で競り勝ち、春夏通じて初の甲子園を決めた。岐阜大会は県岐阜商が2―1でサヨナラ勝ちし、3年ぶり28回目。

 近畿では3県の代表が決定。滋賀は北大津が野洲と接戦を演じ、4―3でサヨナラ勝ちし2年ぶり3回目、和歌山は智弁和歌山が延長14回に2点を奪い、苦しみながら那賀を振り切り、8年連続20回目、兵庫は滝川ニが6―2で逆転勝ちし、13年ぶり3回目のそれぞれ出場を果たした。

 兄弟校対決になった宇部鴻城と山口鴻城の決勝は、宇部鴻城が6回に一気に4点を奪い逆転し、6―4で夏の甲子園初出場。徳島は鳴門が6―3で鳴門渦潮に勝ち、2年ぶり7回目の出場となった。
 
 九州では2県で決勝が行われ、福岡では飯塚が序盤に得点を重ねて4―2で福岡第一を下し、4年ぶり2回目、鹿児島は初回に5点を奪った神村学園が11―3で鹿児島実に快勝、2年連続3回目の出場を勝ち取った。

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2012年7月28日のニュース