高木監督 独走巨人に苦笑「あとの5チームでやるよ」

[ 2012年7月28日 06:00 ]

<中・ヤ>首位巨人と5・5ゲーム差にあきらめモード?の中日・高木監督

セ・リーグ 中日2-9ヤクルト

(7月27日 ナゴヤD)
 完敗だからこそ、あきらめもつく。「ヤクルトに勝つ大きなポイントは両外国人を抑えること。それに失敗したということで、今日は勝負ありや」。投打に圧倒されての完敗にも中日・高木監督はサバサバとした表情だった。

 先発・川上が誤算だった。初回にバレンティンに2ランを被弾するなど4回6失点。日本球界復帰後、初黒星となった。6点目を失った3回で交代も考えられたが、首脳陣は4回の続投を決断。4回裏に打席が回り実現しなかったが、5回もマウンドに送り出す構えだった。「ボールがアカンということではない」と指揮官。次回登板予定は8月3日ヤクルト戦(神宮)。1週間後のリベンジを果たさせるため、あえて回数を引っ張った。

 連勝は3でストップ。首位巨人とのゲーム差も5・5に開いた。「ええやない。1人旅してもらおう。あとの5チームでやるよ」。高木監督は自虐的な笑みを残し、会見場を後にした。

 ▼中日・権藤投手コーチ (KOされた川上に)先発投手には、5回は投げてもらわないと中継ぎがガタガタになる。あとは何かつかんでほしいから、やられても意地でも行け、というつもりでいた。

 ▼中日・森野(今季初の4番で2打点)安打が続いているので、続けられるように。状態は悪くない。

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2012年7月28日のニュース