大津の母校・成立学園 初の決勝進出!選手に刺激「あやかりたいですね」

[ 2012年7月28日 07:44 ]

<成立学園・岩倉>1失点完投の成立学園・谷岡はナインに抱きついて喜ぶ

東東京大会準決勝 成立学園5―1岩倉

(7月27日 神宮)
 第94回全国高校野球選手権東東京大会では、ロンドン五輪の男子サッカー日本代表で、26日のスペイン戦で決勝ゴールを決めた大津祐樹(22=ボルシアMG)の母校・成立学園が岩倉を下して初の決勝進出を果たした。

 ロンドンからの追い風を受けて、成立学園が「4強の壁」を打ち破った。09年から3年連続で4強止まりだったが、84年センバツで全国制覇した岩倉を5―1で撃破。当時、岩倉の二塁手として桑田、清原を擁するPL学園と決勝で対戦し、桑田から決勝打を放った菅沢剛監督は「(大津の)ゴールはテレビで見ていた。あやかりたいですね」と初の甲子園出場へ鼻息を荒くした。

 キックオフの時間が午後10時の消灯時間を過ぎていたため、選手は生でゴールを見ることはできなかった。だが、一夜明けて朝食の時間には大津の話題で持ちきり。9回1失点で完投した谷岡は「朝から凄いなと皆で盛り上がっていた」と先輩の活躍に刺激を受け、131球の熱投を見せた。

 成立学園の「KKコンビ」もエースを強力援護。捕手の小柳は3安打1打点に加えて好リードを見せれば、1番・北原も2―0の8回2死満塁から右前へダメ押しの2点適時打。サッカー好きで大津ファンの北原は「前の打席まで2三振だったので、ここで打つしかないと思った」と笑顔だった。

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2012年7月28日のニュース