名将感極まる 日大三・小倉監督 絶体絶命から逆転V「選手が勝たせてくれた」

[ 2012年7月28日 16:19 ]

西東京大会決勝 日大三2―1佼成学園

(7月28日 神宮)
 9回2死から鮮やかな逆転甲子園切符。執念を見せた日大三ナインに対し、小倉監督も感極まった。

 監督インタビューではしばらく声を詰まらせた後、ようやく「監督を長くなっているが、きょうみたいな日は初めてです」。そして目を潤ませながら「選手が勝たせてくれました。ありがとうございます」と続けた。

 1点が遠い苦しい展開。主砲・金子に頼る采配も結果が出ず「ベンチ悩んではいけないと思いつつ、悩んでいた」という。最終的にはその金子が決勝打。「金子が決めてくれた…」と指揮官は手放しで喜んだ。

 昨夏全国優勝しながらも、新チームは昨秋、今春と結果を出せないでいた。それでもつかんだ甲子園。指揮官は「勝てなくてもよく練習してくれた。これがうちの野球です」と最後まで選手たちをたたえていた。

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2012年7月28日のニュース