イチ 常勝軍団に特別扱いなし 打席ごとの指示徹底へ

[ 2012年7月28日 06:00 ]

レッドソックス戦で本拠地デビューを果たすヤンキースのイチロー

 ヤンキースのイチローが27日(日本時間28日)のレッドソックス戦で本拠地デビューする。ホーム用のピンストライプのユニホームの初披露となる一戦。左脚付け根痛の正右翼手スウィシャーが復帰した場合、メジャー12年目でレギュラーシーズンでは初めて左翼を守る可能性がある。

 前日までのマリナーズとの3連戦は、ヤ軍首脳陣もイチローの状態を確認する意味合いもあり、打席での「待て」のサインなど制約は一切なかった。しかし、これからは違う。ケビン・ロング打撃コーチは「打者は自分のためでなく、勝つために何をできるかを考える必要がある」と言及。「ゲームプランに反する場合は、試合中でも呼び止めて確認していく」と、日米通算3814安打を誇る天才打者にも遠慮なく指示を出す。

 イチローはマ軍時代、打席ごとに指示を受けることはほとんどなかった。しかしヤ軍は別。スター集団だが、待球作戦や進塁打などの指示は細かく出されている。「ロドリゲス、ジーター、カノと一緒で特別扱いはない。徹底していく」と同コーチ。ファンにとって、イチローがどんなチームプレーを見せるかは楽しみの一つになりそうだ。

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2012年7月28日のニュース