富山工 ノーシードから春夏通じ初の甲子園

[ 2012年7月28日 06:00 ]

富山大会決勝 富山工15-8富山商

(7月27日 富山市民)
 ノーシードから勝ち上がった富山工が、自慢の攻撃力で打撃戦を制し、春夏通じて初の甲子園出場を決めた。

 前任者の入院に伴い、約2カ月前に就任したばかりの須賀繁樹監督は「(優勝は)夢か現実か分からない感じです。何十倍も力を出せるチームに成長してくれた」と頼もしげ。初回にバスターを絡めた攻撃で2点を先制。3回には打者一巡の猛攻で5点を追加し、序盤で試合の流れをつかんだ。6回にも4長短打などで5点を奪い、富山商の追い上げを振り切った。80人の部員をまとめた主将の荒城は「意思統一が難しい時期もあったが、本当にうれしい。甲子園でも打線を爆発させて絶対に勝ちます」と涙ながらに初優勝を喜んだ。

 ▽富山工(富山)2010年に大沢野工と統合。ラグビー部も強豪。

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2012年7月28日のニュース