中日打順組み替えが即奏功 初回強攻策で6点猛攻

[ 2012年4月15日 06:00 ]

<神・中>1回無死一、二塁、森野は先制となる中越え2点適時二塁打を放つ(投手・スタンリッジ)

セ・リーグ 中日7-4阪神

(4月14日 甲子園)
 “打線組み替え効果”で高木竜が連敗を5で止めた。中日は開幕から4番と投手以外は不動だったスタメンを、1、2、7、8番と大胆に変更。新打順が初回にいきなり機能し、打者11人の猛攻で一挙6点を奪った。

 「いい勝ち。勝ちゃあいいんや。大島の調子がいいから少しでもチャンスを彼がつくってくれんかと思ってね」

 荒木、大島の1、2番を入れ替え、平田に代わり7番に野本を起用。捕手も谷繁ではなく小田を先発させた。新1番の大島が第1打席で右前打を放ちスタンリッジの出鼻をくじくと、荒木も左前打。続く森野の中越え2点適時打で先制し、さらに4点を追加した。

 「1番でも2番でもやることはあまり変わらないし、調子はずっと悪くないので」と大島。この回の2度目の打席でも二塁へ適時内野安打を放ち、存在感を見せた。

 ただ、投打ともに課題も残った。先発の雄太は大量リードをもらいながら2回3失点で降板。3回無死一、三塁では小田が守備妨害をとられ、平田が投飛と連続でスクイズを失敗し、無得点に終わった。不振の主砲・ブランコはこの日登録抹消。荒れたゲームを制して連敗は脱出したが、もう1度ねじを締め直したい。

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2012年4月15日のニュース