やっと4番の仕事 中田「振り抜こうという気持ちだけだった」

[ 2012年4月15日 17:41 ]

<日・楽>9回日本ハム無死、中田が左越えにサヨナラ本塁打を放つ

パ・リーグ 日本ハム4―3楽天

(4月15日 札幌D)
 日本ハムの中田が2号ソロで、チームをサヨナラ勝ちに導いた。「ああいう場面だったので、思い切って振り抜こうという気持ちだけだった」と振り返った。

 9回無死フルカウントの場面、楽天・片山の直球だった。「詰まったからいくかどうかわからなかったが、しっかり振ったので行くと思った」という打球は、日本ハムファンが待つ左翼席へと入った。

 インタビュアーにこれから量産ですね?と振られると、「何も言わんときます」とかわし、観客の笑いを誘った。

 14日まで3試合連続で無安打。好調だったオープン戦のビデオを見返すと「何を考えているか分からない表情。力が入っていない」ことに気が付いた。バットは振れている。どうしたら力みなくスイングできるのか。指導を仰ぐ福良ヘッドコーチと話し合いを重ね、この日からバットを寝かせて構えた。

 「ずっと4番としてふがいなかったが、自分の持ち味であるフルスイングをみなさんに見せていきたい」と打率1割7厘で苦しんでいる4番に、栗山監督も感慨深げな表情を見せていた。

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