敵将ながら…愛工大名電・倉野監督「あそこで強打してくるとは」

[ 2012年4月1日 13:44 ]

<光星学院―愛工大名電>8回裏光星学院2死二、三塁、大杉(右)に決勝の3点ランニング本塁打を浴びる愛工大名電・浜田

第84回選抜高校野球第10日 準々決勝 愛工大名電2-5光星学院

(4月1日 甲子園)
 大会No.1左腕のエース浜田が力尽き、7年ぶりの準決勝進出を逃した愛工大名電。勝ち越しを許した8回の場面。3ボール0ストライクから、ランニング3ランを放った相手打者に対し倉野監督は「あそこで強打してくるとは。打線が凄かった」と敵将ながら、相手の打線の力を称えた。
 
 初回に先制されたが4回に同点に追いつき、6回には一時、勝ち越しに成功した。それでも、相手の好守備もあって一気に畳み掛けることができず倉野監督は「点がとれない中で、流れが向こうにいってしまった」と悔やんだ。

 昨秋の明治神宮大会決勝で敗れてからは、強打の光星学院に打撃で追いつきたいと冬場に鍛え上げたという。倉野監督は「ボールに食らい付くことはできていた。もうひと踏ん張り。一回りも二回りも大きくなって夏戻ってきたい」と力強く話した。

 ◆愛工大名電・佐藤主将「チームとしてはこのままでいい。個人個人が課題に気付いて成長できれば。自分はいつでも百パーセントの力が出せるようにしたい」

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2012年4月1日のニュース