「アホな監督がバカなだけよ」岡田監督会見わずか14秒

[ 2012年4月1日 06:00 ]

<ソ・オ>7回に逆転され悔しがる岡田監督

パ・リーグ オリックス2-5ソフトバンク

(3月31日 ヤフーD)
 オリックスの岡田監督が継投ミスを嘆いた。先発の中山が6回1失点の力投。1点リードの7回から新加入のミンチェを投入する「2012年度版勝利の方程式」で逃げ切り態勢に入ったが、ベテラン右腕が炎上した。開幕連敗はオリックス監督3シーズン目で初。チームとしても05年以来の屈辱だ。

 怒りのベクトルは自身に向けられていた。「まあ、1点差のきつい場面でなあ、ミンチェも。中山もミンチェも悪いことした。代えるアホな監督がバカなだけよ」。中山の出来について問われた指揮官は潔く継投ミスを認めた。監督会見はわずか14秒で終了。フラストレーションのたまる痛恨の逆転負けに、それ以上の言葉は必要なかった。

 7回、ミンチェは先頭の小久保を空振り三振に仕留めたが、松田とペーニャに左前へ連打。一、三塁のピンチを背負った。「低く、低くと思って力んでしまった」と振り返った長谷川の初球に暴投。ペーニャに二進を許した。結局、長谷川を歩かせて満塁に…。代打・中村を左飛に封じたものの、続く本多に走者一掃の右翼線二塁打を浴び、大勢は決した。

 今季、平野→岸田の必勝リレーの前を託されたのがミンチェだった。西武からFA移籍した右腕も今季初登板で気合が空転したのか。「ことしはこの形(ミンチェ、平野、岸田)でいくというのがあったので」と赤堀投手コーチ。自慢の方程式が一人目の7回で崩れたショックは大きかった。

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2012年4月1日のニュース