消えた同点犠飛…楽天ルーキー島内ボーンヘッド

[ 2012年4月1日 06:00 ]

<楽・ロ>8回無死満塁の場面でタッチアップできずに同点のチャンスをふいにした島内(35)と星野監督

パ・リーグ 楽天3-5ロッテ

(3月31日 Kスタ宮城)
 まさかの光景だった。楽天が1点を追う8回無死満塁。代打・中村が右翼定位置へ飛球を打ち上げた。犠飛で同点の場面。ところが、代走の三塁走者の島内は三塁ベースから半歩離れた。観客もベンチもあっけに取られる中、三塁へ帰塁し1死満塁。後続も倒れ、球団8年目で実現した仙台初の開幕カードで連敗を喫した。

 星野監督は「あそこで最低でも同点と思っていた。あんなん見たことない」と首をかしげたが、実はロッテ・今江にしてやられた。島内は「落下点が今江さんの(体の)陰になって、打球を見ようとして体を乗り出した」としょんぼり。ルーキーはプロの厳しい洗礼を浴びせられる形となった。打線は2試合連続の2桁14安打も11残塁。観戦した三木谷浩史球団会長は「悔しいけど、確実に地力は上がっている。まだ2試合ですから」とチームにエールを送った。

続きを表示

2012年4月1日のニュース