解説者も絶叫!ダル「逆に分かっていなかったのが良かったのかな」

[ 2012年4月1日 09:47 ]

<ロッキーズ・レンジャーズ>6回を投げ6安打3失点で11奪三振のダルビッシュ

オープン戦 レンジャーズ5-3ロッキーズ

(3月30日 スコッツデール)
 レンジャーズのダルビッシュ有投手(25)が30日(日本時間31日)、ロッキーズ戦に先発し6回6安打3失点。2桁11三振を奪った。

 公式戦前のメジャー相手のラスト登板。交流戦で対戦するロ軍は、昨季リーグ2位タイの735得点を誇る。

 しかし試合前、打者の傾向や配球の打ち合わせはしなかった。データに縛られず、投手の本能のままマウンドへ。「凄い打線だと(試合後の)今聞いて、逆に分かっていなかったのが良かったのかな」。右腕はそう笑ったが、瞬間のひらめきで最も効果的なボールを投げ込む。

 5回2死では普段カウントを取る緩いカーブで、スクタロをのけぞらせ見逃し三振。地元テレビ解説者も「ワオ!当たると思って打者はよけた。なんてボールだ」と絶叫した。

 「だいぶまとまってきた。なるべく高いところまでいけるようにしたい」。キャンプ地・アリゾナでの実戦も終了。4・9メジャーデビューへ、ダルビッシュの調整もいよいよ最終段階に入る。

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2012年4月1日のニュース