ダル「方向性まだ」白紙強調も…メジャー争奪戦激化 

[ 2011年10月31日 06:00 ]

<日・西>名残惜しそうにスタンドのファンを見つめるダルビッシュ

パ・リーグCSファーストステージ第2戦 日本ハム1―8西武

(10月30日 札幌D)
 日本ハム・ダルビッシュに対する、メジャー争奪戦のゴングが鳴る。CSでの敗退が決まった試合後、今後の去就について聞かれたダルビッシュは「白紙」を強調。「方向性が決まっていないので、何も報告することはありません」とした。

 しかし、ポスティング・システムを行使してのメジャー移籍の可能性が高く、日本シリーズ後にも球団側と話し合うとみられる。

 ダルビッシュは前日の第1戦(札幌ドーム)で7回1失点。今後については既に自身のブログで「全日程が終わり、ゆっくりしたら考えますよ」と記しているが、海の向こうでは、既に「ダルビッシュ狂騒曲」が巻き起こっている。「全30球団のほとんどが、(ダルビッシュの登板を)10度以上見ている。あとは(総額1億ドル=約76億円=以上とされる)資金を投入できるかどうか」と米球界関係者。本命レンジャーズ、対抗はブルージェイズ、ナショナルズなど現時点で5球団以上が「Xデー」に備えているとされる。

 5年連続防御率1点台の絶対エース。球団側は来季も必要な戦力と考えているが、一方で移籍希望の選手について意思を尊重する理念は変わらない。大社啓二オーナーも「彼が上(大リーグ)でやりたいスタンスがあるなら話を聞いてあげないと」と、その意向を優先する方針だ。今後について、交渉役の島田利正球団代表は「まだ全員の査定が終わってない。(話し合いは)いつになるか分かりません」と話した。

 試合後のセレモニーでは、ダルビッシュは札幌ドームの観衆に名残惜しそうに手を振ると右翼、左翼席へボールを投げ入れた。メジャー移籍となれば、この日が日本ハムのユニホーム姿での最後のプレーとなる。

 ▽ポスティング・システムの流れ 期間は11月1日から翌年3月1日まで。球団がコミッショナーを通じて、同制度を行使する旨を米コミッショナーに通知。米側が30球団に選手名を公示する。獲得を望む米球団は4日以内に入札する必要があり、最高額が日本側に通知される。所属球団が受諾すれば、30日の独占交渉権が与えられる。交渉が合意に達すれば5日以内にその金額を日本の球団に支払う。30日以内に契約できなければ交渉権は消滅。選手は翌11月1日までポスティング申請はできない。

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