JR東日本・小高あと1人でノーヒッター逃がす

[ 2011年10月31日 06:00 ]

<JR東日本・三菱重工広島>9回2死まで無安打に抑えたJR東日本・小高

都市対抗野球第9日 JR東日本4―0三菱重工広島

(10月30日 京セラD)
 準々決勝の4試合が行われ、JR東日本(東京都)は、鷺宮製作所からの補強右腕、小高幸一投手(29)が、三菱重工広島(広島市)を9回2死まで無安打に抑え、1安打完封勝利を挙げた。

 小高が、あと1人で快挙を逃した。9回2死まで許した走者は失策による1人だけ。スタンドが興奮に沸く中、1ボール2ストライクから投じた4球目、「空振りを取りにいった」というスライダーを代打・山本に左前打されてしまった。

 「正直、狙っていたんですけどね。日ごろの行いが良くないので、こういうところで出てしまいました」。史上5人目の無安打無得点試合(うち完全試合は2人)を目前で逃し、鷺宮製作所からの補強選手は苦笑いした。社会人11年目のキャリアはダテではない。カーブ、シュート、カットボールと切れのある多彩な変化球で、三菱重工広島相手打線をほんろうした。「最後の1人」で快挙は逃したが、準優勝した07年以来の4強入りに貢献。エース十亀の温存にも成功し、堀井哲也監督は「きょうの完投は大きい」と小高の快投を称えた。

 ▼三菱重工広島・山本(チーム唯一の安打を放ち)ノーヒットなのは分かっていたので、悔しかった。なんとか1本打ってやる、という気持ちだった。

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2011年10月31日のニュース