ジャイアン赤川が好投「つぶれてもいいやという感じで…」

[ 2011年10月31日 21:33 ]

5回巨人2死一、三塁、寺内を空振り三振に仕留めたヤクルト・赤川

セ・リーグCS第1ステージ第3戦  ヤクルト3-1巨人

(10月31日 神宮)
 頼れる男だ。ヤクルトのジャイアンこと赤川が大一番で6回2/3を5安打無失点。3回以降は毎回、得点圏に走者を背負う苦しい投球が続いたが、巨人に得点を許さず、チームを初のファイナルステージに導いた。

 「本当にうれしいです。絶対に勝とうと思ってマウンドに上がりました。後ろに館山さんや村中さんがいたので、つぶれてもいいやという感じで精いっぱい腕を振って投げました」。3年目の左腕はお立ち台で笑顔を浮かべた。

 8月に先発でプロ初勝利をマーク。アニメ「ドラえもん」に登場するジャイアンに似ていると評判の左腕は、持ち前の物おじしない性格で大一番で重圧をはねのけた。「長いイニングは頭になく、目の前の一人一人だけに全神経を集中した」。言葉通りの全力投球で巨人打線をねじ伏せた。

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2011年10月31日のニュース