横浜買収で社名「モバゲー」に変更も DeNA社長が表明

[ 2011年10月31日 21:51 ]

 プロ野球の横浜ベイスターズの買収を検討している交流サイト運営大手ディー・エヌ・エー(DeNA)の守安功社長は31日の決算発表会で、同社のサイト「Mobage(モバゲー)」を球団名に入れるため「社名変更も選択肢となる」と述べ、社名を「モバゲー」にすることも検討していると明らかにした。

 TBSホールディングス(HD)と進めている買収交渉については「かなり最終に近い形で話を詰めている。何とかプロ野球に参入したい」と、交渉は最終段階にあると強調した。

 同社の携帯電話向けソーシャルゲームサイト「モバゲー」を球団名に使うことには、一部の球団が難色を示している。守安社長は「(どのような名前にするか)社内でも若干もめている。どんな名前なら承認されるか再度確認し、ブランド価値を上げられる形で着地したい」と述べた。

 社名変更のほか、そのままDeNAを球団名に加えることなど複数の案を検討している。

 球団本拠地については「横浜は立地条件も含めて良い場所だ」と指摘。球団運営には地元ファンや自治体、選手の協力が欠かせないとして、積極的な地域社会への貢献に取り組むとした。

 DeNAが31日に発表した2011年9月中間連結決算は売上高が前年同期比35・2%増の693億円、純利益は24・6%増の176億円と好調。ただ、自社開発ゲームの投入遅れなどから伸び率は鈍化した。

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2011年10月31日のニュース