山口 痛恨の暴投!沢村の勝ち消え引き分けに終わる

[ 2011年10月2日 21:40 ]

7回広島1死満塁、打者前田智のとき山口(左)の暴投で三走栗原が生還

セ・リーグ 巨人1-1広島

(10月2日 東京D)
 両チームとも攻めきれず、引き分けた。巨人は5回に長野の適時二塁打で先制したが、その後は無得点。9回2死満塁のサヨナラの好機では長野が右飛に倒れた。これで、2位中日との差は3・5に広がった。広島は7回に暴投の間に同点に追い付くのが精いっぱいだった。
【試合速報】

 巨人は2日、東京ドームで広島と対戦。2連勝で貯金を今季最多の5とした巨人は、2桁勝利に王手を掛けている沢村を初めて中4日で先発させた。広島はジオが先発。

 初回、沢村は三者連続三振と、上々の立ち上がり。その裏、攻撃では2死から長野が四球、阿部が右前打で2死一、三塁とするが、ラミレスは中飛で先制点はならなかった。

 沢村は2回も2三振をマーク。その裏、巨人は高橋由の二塁打を足場にまたも1死ニ、三塁の好機を作るも、得点できなかった。

 3回、広島は先頭の丸が四球を選び出塁するが、後続は絶たれる。4回もバーデンがこの日広島初の安打を放つが、三振ゲッツーで好機をつぶした。5回にも松山の安打を足場に、沢村の暴投などで1死三塁とするが、続けなかった。

 その裏巨人は2死から藤村が二塁の失策で出塁。ニ盗後、長野が右翼へ先制のタイムリー二塁打を放ち待望の1点を物にした。長野は「打った球種は分からない。(守備位置の)中堅にも、沢村の頑張りが伝わってきた。何とかしたかった」と語った。

 7回、広島は栗原、広瀬の安打に丸の四球で1死満塁とし、石原の代打に前田智を送った。ここで巨人は沢村に代わって山口をマウンドへ。だが、山口の投じた3球目のチェンジアップがワンバウンド…痛恨の暴投となり、同点とされた。前田智は投ゴロ。ジオの代打・赤松は死球で再び満塁も、追加点は奪えず。

 その後、ともに走者を出しながら得点が奪えず9回に。巨人、試合時間が3時間半が経過した後、2死満塁としたが、最後は長野が右飛に倒れた。
 

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