苦悩のシーズン乗り越えた…馬原17S締め胴上げ投手

[ 2011年10月2日 06:00 ]

<西・ソ>リーグ連覇を決め、両手を突き上げる馬原

パ・リーグ ソフトバンク3-0西武

(10月1日 西武D)
 最愛の母の死を乗り越えて、馬原が胴上げ投手となった。9回を締めて17セーブ目。球団記録を更新するシーズン26度目の無失点試合ともなった。

 「3点差はあったけど、やっぱ(優勝目前の)異様な雰囲気はあった。アウト一つ、一つと思って投げた」。開幕直前の4月10日に母・孝子さん(享年57)ががん性髄膜炎で他界。精神的ショックが不振につながり、2軍落ちもした。さらに7月には右肩関節大円筋断裂で再び戦線離脱。苦悩のシーズンだっただけに「みんなの頑張りが僕を(優勝決定試合の)マウンドに上げてくれた」と感謝の面持ちだった。

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2011年10月2日のニュース