内川“男泣き”初V「いろんな思いがこみ上げた」

[ 2011年10月2日 06:00 ]

<西・ソ>プロ初優勝に感極まって涙する内川
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パ・リーグ ソフトバンク3-0西武

(10月1日 西武D)
 自然と目が潤む。涙がこぼれる。内川は9回に2本目の安打を放つと、その裏にはベンチに退いた。野球人として、心の底から待ち望んでいた瞬間。「泣いてるぞ!」。カブレラの無神経な冷やかしで、ベンチ内は爆笑に包まれた。そして優勝。1年前には想像もできなかった歓喜の思いに体が、心が震えた。

 「(FA移籍は)自分で決めた道ですし、覚悟してやってきた。そのシーズンで優勝できて、いろんな思いがこみ上げました。胴上げされた時、仲間として認められたかなと思いましたね」

 試合後には秋山監督、孫オーナーらに続いてナインの手で宙を舞った。優勝した交流戦でMVP。右太腿裏肉離れで6月23日から1カ月以上戦列を離れたが、9月21日には打率・336で首位打者に返り咲いた。中日とロッテで達成した江藤慎一以来、40年ぶり史上2人目の両リーグ首位打者も濃厚。そのバットでチームを連覇へと導いた。

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