阪神「興味はある」FAとなった岡島を調査

[ 2010年12月4日 06:00 ]

レッドソックスからFAとなった岡島

 阪神がレッドソックスからFAとなった岡島秀樹投手(34)の調査に乗り出すことになった。大リーグ各球団の来季の保有選手確定期限となった2日(日本時間3日)、レ軍が岡島の保有権放棄を発表、同投手はFAとなった。阪神にとって、中継ぎ左腕は最重要補強ポイント。岡島も日米球団との交渉を並行して進めていく方針で、06年以来5年ぶりの日本球界復帰の可能性が出てきた。

 レッドソックスが来季の保有権放棄(ノンテンダー)を発表したことで、阪神がいち早く反応した。沼沢球団本部長は「(補強リストに)全然挙がっていなかった。予想だにしなかった」と話した上で「メジャー(球団)とお金の勝負はしないけれど、いいピッチャーなので興味はある」と語った。

 支配下選手は68人であと2枠空いている。「最後の1つは空けておかないといけない。育成のモチベーションになる」と話しており、実質的な補強はあと1枠。この日は横浜を戦力外となった左腕・加藤の入団会見が行われたが、左の中継ぎ投手は最重要補強ポイントで、何人いてもいい。メジャー4年間で通算254試合に登板した岡島が加入すれば、救援陣の厚みはさらに増す。

 岡島は自身のブログで今月上旬に由佳夫人が第3子を出産予定であることを明かした。家族の生活環境を大事にする岡島だけに、慣れ親しんだ日本でのプレーを決断してもおかしくはない。日本か、米国か。レ軍で4年連続50試合以上登板を記録した鉄腕左腕の交渉状況が注目される。

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2010年12月4日のニュース