阿部“飛ばない球”も「芯を打てば」と自信

[ 2010年12月4日 06:00 ]

出身地浦安市の施設を訪問した阿部は熱烈歓迎を受ける

 巨人・阿部が地元の千葉県浦安市にある「浦安市障がい者福祉センター」を訪れ、市の福祉事業に対して寄付を行った。

 毎年、本塁打数×1万円を寄付しており、7度目の今年は自己最高の44万円を贈呈。来季に向けて「(金額は)多ければ多いほどいい。(本塁打王も)チャンスはゼロじゃないと思う。少しでも近づきたい」と宣言した。

 来季から試合球は飛ばないとされるボールに変更統一されるが「まだ打っていないから分からないけど、芯を打てば飛ぶと思う」と自信を見せる。その裏付けにあるのは、今季途中から取り入れたバットのヘッドを体の後ろで水平に寝かせる新打法。変更直後の6月は14本と打ちまくっただけに「キャンプで試行錯誤して応用したい」とフォーム固めに取り組む予定。75年の田淵(阪神)以来の捕手によるキングになって、再び地元に恩返しをする。

 ≪鈴木、矢野が小学生と交流≫巨人の鈴木、矢野が静岡市内の中島小を訪問。キャッチボールや質疑応答などで盛り上がった。630人の生徒を前に鈴木が「1つのことを一生懸命頑張ることが大事で、それがきっと人生に生きてくる」と話せば、矢野も「プロを身近に感じてもらい、ファンになってまた球場に足を運んでもらえれば」と強調。鈴木から打撃指導を受けた杉山皓紀くん(小5)は「突然で緊張したけど、うれしかった」と興奮気味だった。

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2010年12月4日のニュース