星野監督「盗塁3倍指令」海老蔵見て学べ!?

[ 2010年12月4日 06:00 ]

<楽天スポンサーサミット>会場入りする楽天・星野監督

 楽天・星野監督が「盗塁3倍指令」を出した。ブラウン監督が指揮した今季は、全ての盗塁がサインだったためリーグ5位の78盗塁。しかし、闘将は「チームの盗塁数は3倍にしてもらわないと。2、3人の(足の速い)選手はサインで走らせるのではなく、行ける時に行かせる」との方針を語った。

 自身も現役時代に広島の高橋慶彦や山崎隆造の機動力に手を焼き「足はバッテリーを崩せる」と盗塁の重要性を実感している。

 目指すは97年の西武以来となるチーム200盗塁。そのためには状況判断が重要となってくる。星野監督は来春キャンプの紅白戦やオープン戦の際には積極走塁を指示し、選手の判断力を高めさせる考えだ。「今、一番話題になっている人も状況判断だろ。誰とは言わないけどな」。先月末に大ケガを負った歌舞伎俳優の市川海老蔵をほのめかし、状況判断の大切さを説いた。

 ≪56年阪急の277個が最高≫チームのシーズン最多盗塁記録は56年阪急の277個。個人別では盗塁王を獲得した河野旭輝の85盗塁を筆頭にバルボン55、渡辺清34、古川清蔵31と30盗塁以上を4人そろえた。チーム200盗塁以上だと延べ21チームが記録。ただし、40、50年代が延べ16チームと大半を占め、97年西武の200盗塁を最後に13シーズン到達したチームはない。

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2010年12月4日のニュース