梨田監督 斎藤VS田中星野案にダメ出し

[ 2010年12月4日 06:00 ]

滋賀県内のゴルフ場で行われたチャリティーゴルフコンペに参加した梨田監督(左)

 佑ちゃんVSマー君は札幌ドームで――。日本ハム・梨田昌孝監督(57)が3日、ダイヤモンド滋賀CCで開催されたチャリティーゴルフコンペに参加し、06年夏の甲子園決勝で投げ合ったドラフト1位右腕の早大・斎藤と楽天・田中の再戦を実現させるための条件をぶち上げた。

 11月下旬に楽天・星野監督が「(2人の対決は)年2回あってもいい。やるならばKスタでだよ」と先制攻撃を仕掛けたことで、北海道と東北を本拠地とする雪国ダービーの舌戦ゴングが鳴った。梨田監督も「楽天のローテーションを教えてくれたら、いつでもできる」とまずはジャブで反撃。そして続けざまに「Kスタでは約2万人しかお客さんが入らない。札幌ドームならば、その倍を集めることができる」と球場収容人数を持ち出した。さらに「仙台は2人に縁がない。マー君は北海道の高校出身」と駒大苫小牧のエースとして活躍した田中の背景を強調した。

 プロで46勝の田中に対し、本拠地で少しでもアドバンテージがあるようにとの親心と、営業的なメリットも考えれば温厚な指揮官といえども譲れない。「まあ、星野監督には丁寧にお願いしていきますよ」。6日には斎藤と都内で2度目の入団交渉が行わる予定で、仮契約の見通しも立った。本当の斎藤フィーバーはこれから始まる。

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2010年12月4日のニュース