これぞオレ流…落合竜、4弾道の“強風予習”

[ 2010年11月2日 06:00 ]

高く上がったノックの打球を笑顔で見つめる落合監督

 【日本シリーズ練習】試合開始時間に近い午後5時からの練習。外野ノックの最中に中日・落合監督が動いた。三塁側のファウルグラウンドからのノックに「同じ方向から打っていても仕方ないだろ」と、早川コーチに一塁側に移動するように指示。さらに石嶺、井上の両打撃コーチもノッカーとして異例の4個所ノックが始まった。

 強い海風の慣れない球場。一塁側から右打ちの石嶺、左打ちの早川コーチが、三塁側からは右の笘篠、左の井上コーチがノックする。角度と軌道が違う4つの弾道を風の中で経験させた「オレ流練習」に中堅でスタメン濃厚な大島が「ああいうノックはあまりやったことがない。いい練習になりました」と話すなど、選手も手応えをつかんだ様子。
 午後8時まで約3時間近くも練習した指揮官は「交流戦と日本シリーズは全く別。経験があっても別物。ただ、一生懸命やるやつが数字を出すものだ」と話した。できる準備はこなした。あとは結果を出すだけだ。

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2010年11月2日のニュース