余裕?中日・落合監督「まだ一つ負けられる」

[ 2010年11月2日 21:57 ]

 【中日1―7ロッテ】大舞台に強かった山井が打ち込まれ、打線も四回以降は全くつながらなかった。中日は投打に精彩を欠く完敗だった。

 三回に1点を先制した。「1点取ったら1―0で勝たないと。うちはそうやって勝ってきた」と落合監督。だが、頼みの右腕は直後に同点とされ、四回に崩れた。
 長打と二つの四球で塁をうめられ、清田に3点三塁打を許すなど4失点した。継投が後手に回った印象だったが、指揮官は「きょうは早めに動けない。いくら中継ぎがいいといったって、毎日使っていたらつぶれる」。その思いが裏目に出た。
 打線も、過去の千葉での対戦で5戦4敗と苦手の渡辺俊から犠飛で1点を奪うのがやっと。落合監督は「だれが出てきても、野球にならないことはないんだが」と言い、歯がゆさをのみ込んだ。それでも渡辺俊に対する1敗は織り込み済みだったのか「まだ一つ負けられる」と余裕の表情は変わらなかった。

続きを表示

2010年11月2日のニュース